給食室から No.10

 10月2日(月)の給食は、「ごはん、げんげのから揚げ、小松菜のオイスターソース炒め、みそけんちん汁、手作りふりかけ、牛乳」でした。

 「げんげ」は、水深200メートルよりもっと深いところに棲む深海魚です。

富山湾で「げんげ」が獲れるのは、9月から翌年の5月までの間です。ゼラチン質が多く、から揚げや天ぷらやお吸い物等で食べられたりしますが、高岡市の学校給食では、から揚げに加工されたものを毎年食べています。

 げんげは、30年ほど前までは、漁師たちに「下の下の魚(げのげ)」と呼ばれ、浜に打ち捨てられていたといいます。非常に多くの水分を含んでいるために劣化が早く、すぐに生臭くなるため、せいぜい漁村の家庭料理に活用される程度のものでした。近年になって、流通が早くなり、割烹や料亭で天ぷらやから揚げとして提供されるようになりはじめたことで、その味わいが知れ渡るようになりました。そしていつしか、めったに出会うことのない幻の魚「幻魚(げんげ)」と呼ばれるようになりました。

(「越中とやま食の王国HP」より引用)

 

 

 給食では、この「げんげのから揚げ」のカリカリした食感や味が好き!という人も結構いて、隠れファンの多いメニューです。から揚げだと丸ごと食べることができるので、カルシウムの補給にも役立ちます。

 ちなみに「手作りふりかけ」も、サクラエビ、ちりめんじゃこ、ごまを使ってつくられています。この給食一食全部食べるとカルシウムが491mgと、一食の基準の1.4倍ものカルシウムがとれる献立でした。

また、副菜で使われた小松菜は高岡市産のものでした。

10月になって、この後も徐々に地場産物が増えていきます。

今後も地場産物食材を使ったものや、富山県産のものを紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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